煮物を作っている最中に「そういえば、うちには落し蓋がない!」と焦った経験はありませんか?
専用の落とし蓋もいいですが、家にあるもので代用できれば節約できてモノを増やさずにすみますよね。
そこで今回は、身近なアイテムで落し蓋の代わりになる代用品や、安全に使うための注意点、代用品ではカバーしきれない場合の専用の落し蓋をご紹介しています。
料理初心者の方も、日常使いで困った方も、今日からすぐ使える知識が詰まった内容になっていますよ。
ぜひ最後まで読んで、さらに快適なお料理の時間を過ごしてくださいね。
【落し蓋代用について】
・身近な代用品6選
・注意点
・NG素材
・おすすめ落し蓋3選
落し蓋代用になる身近なアイテム6選
落し蓋が手元にないとき、どのようなもので代用できるのか知っているととっても便利ですよね。
これから説明する落し蓋代用の6つのアイテムは家庭によくあるものなんです。
調理中に困ったときに、すぐに用意できる便利な方法について説明します。
①アルミホイル
アルミホイルは、ほとんどの家庭で常備されている定番の代用品です。
熱伝導性に優れているため、食材にしっかりと火が通ります。
デメリット
- 浮きやすい
具材をしっかり落とすには少しもの足りないでしょう。
メリット
- すぐに用意できる
- 使い捨てできて楽
- 熱伝導性がある
- 鍋のサイズに合わせてカットできる
非常に扱いやすく、初心者の方にもおすすめできる方法です。

ない!というときに急いで準備できます♪
②クッキングペーパー
クッキングペーパーも落し蓋の代用として過程で使われるアイテムのひとつです。
キッチンペーパーに切り込みを入れる工夫をすると
アクもとれて一石二鳥♪
デメリット
- 軽いので具材が浮きやすい
重さはありませんが、具材に密着できる良さがありますよね。
メリット
- 使い捨てできて衛生的
- すぐに用意できる
- 切り込みを入れるひと工夫でアクも取れる
- 鍋のサイズに合わせてカットできる
- 具材に密着する



アルミホイルと同様、クッキングペーパーも落とし蓋の代用品としてトップ3に入ります♪
③鍋の蓋
鍋よりも小さめのサイズの蓋で落とし蓋の代用にする方法はとても合理的。
密閉しすぎないよう、少し角度をつけて置くのがポイントです。
ガラス製や金属製のフタであれば、熱にも強く安心して使用できます。



適度に蒸気が抜けるように微調整してくださいね。
④お皿
耐熱性のある陶器のお皿も落し蓋代用として活躍します。
ジャストフィットだと取り出しにくくなるので、やや小さめの皿が使いやすいですよ。
お皿を取り出すときは、火傷などに注意してくださいね、
⑤ケーキ用セルクル
少し意外な落とし蓋の代用品としては、ケーキ用のセルクルがあります。
デメリット
- 軽いので具材が浮きやすい
メリット
- 熱伝導性がある
どの家庭にもあるわけではないケーキ用のセルクルですが、持っている場合は落とし蓋の代用として試してみると新しい発見があるかもしれません。
火傷に注意して鍋から取り出してくださいね。
⑥キッチンペーパー
キッチンペーパーは吸水性・吸油性に優れた代用品です。
デメリット
- 紙の繊維が入ることも
メリット
- 使い捨てできて衛生的
- 具材にフィットする
- 吸水性・吸油性がある
私は紙類を料理に入れるということをしてこなかったので意外に思いましたが、キッチンペーパーで代用する家庭が結構ありましたよ!



キッチンペーパーを複数枚使うとしっかりした印象ですよね!
落し蓋を代用するときの注意点まとめ
代用品を活用するときは、ただ置くだけではなく、調理の安全性や効果をしっかり意識することが大切です。
落し蓋を代用するときの注意点を3つご紹介します。
失敗を防ぎ、美味しく安全に仕上げるために、ぜひ目を通してくださいね。
①火加減


落し蓋代用の素材によっては、強火での使用が適さないものもあります。
紙製品や軽い素材
焦げやすいため、弱火〜中火でじっくりと加熱するのが基本。
せっかくのお料理が焦げてしまっては台無しなので、後悔しないように火加減に注意です!
②サイズ選び


代用品は鍋より少し小さめのサイズを選ぶと、煮汁の循環がスムーズになり、蒸気の逃げ道も確保しやすくなります。
サイズが小さすぎるとお皿が具材に埋もれてしまい、用をなさないことも。



素材とサイズのバランスをしっかり見極めましょう。
③落し蓋が沈まない時の対処法


アルミホイルやキッチンペーパーなど、軽い素材を使った場合は、煮汁の表面に浮いてしまうことがあります。
ひと工夫
フチを折り曲げたり、割り箸や箸置きなどの小さな重石で軽く押さえるという方法が効果的です。
沈んで安定することで、食材全体にしっかり熱が伝わり、煮崩れも防げます。
ただし、あまり強く押し込みすぎると具材が崩れてしまうため、優しく行いましょう。
素材の形状や厚みによっても浮きやすさが変わるため、何度か試してみるのがおすすめです!
④安全面


代用品は便利ですが、すべての素材が調理に合っているわけではありません。
食品に直接触れてもいい素材かどうか、耐熱性があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
取り出す時に気をつけたい代用品
- 皿
- ケーキのセルクル



鍋から落とし蓋の代用品をとりだすときに、火傷をしたり、誤って割ってしまったりなどして怪我をしないように気をつけてくださいね。
⑤衛生面


印刷された紙やビニール製のラップなどは、熱で有害物質が出る可能性があるため使用をやめてください。
また、使い捨て可能な素材を再利用すると、食中毒の危険も出てきます。
ペーパー類は使い捨てをし、洗えるものは綺麗に洗って保管しましょう。
きれいに保管していても汚れているようなら使う前に洗うことが大事です。



安心して調理をするためにも、清潔で安全な素材を選ぶことが大切ですよ。
落し蓋代用NG素材とその理由
身近にあるアイテムでも、調理に使ってはいけないものがあります。
一見使えると思っても、火に弱かったり、衛生面で問題がある素材を使用すると、事故や料理の失敗につながる場合があります。
落し蓋の代用として避けた方がいい代表的な素材と、その理由についてもう一度おさらいしておきましょう。
①溶ける素材
プラスチック容器やラップなどの素材は、落し蓋には不向きです。
熱で変形したり、溶けたりすることで、有害物質が発生するリスクがあります。
食洗機OKのものに慣れていると、たまに表示を見ずに使ったら溶けたなんてこともあります。
健康被害にもつながるため、使用は避けてくださいね。
②火が通らない素材
分厚いガラスなど、熱を通しにくい素材も落し蓋には不向きです。
鍋の中で熱が均等に伝わらず、食材の加熱ムラや蒸気のこもりにつながる恐れがあります。
また、重すぎるものは具材を押しつぶしてしまう危険性もあります。
調理に合った素材かどうかを確認しましょう。
③においが移る素材
印刷された紙・再利用の包装紙・香り付きのティッシュなどは、衛生面の不安だけでなく、におい移りの可能性があり落し蓋には不向きです。
料理中の蒸気でインクや香料が溶け出すと、せっかくの料理の味や香りが損なわれてしまいます。
一見きれいに見える紙でも、保管時のにおいや環境によって食材に影響を与えることも。
落し蓋として使用する素材は、無臭で清潔なものを選ぶようにしましょう。
初心者でも使いやすい!おすすめ落し蓋グッズ3選
落し蓋の代用品はとても便利ですが、専用の落し蓋の方が調理時間を短縮できるのも一つあります。
初心者も扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れた落し蓋の人気アイテムを3つご紹介します。
どれも手軽に購入できて、お手入れも簡単なものばかりです。
①シリコン製落し蓋
シリコン製の落し蓋といえばコレ、というほどよく知られた豚の落し蓋です。
落とし蓋のサイズを確認してね!


②ステンレス製落し蓋
しっかりとした安定感がほしいなら、ステンレス製の落し蓋がおすすめです。
丈夫で長持ちするため、一度購入すれば長く使えるところもコスパ最高。
鍋のサイズに合わせて落とし蓋のサイズを調整できる「フリーサイズ落し蓋」もあって、画期的すぎておすすめです!
フリーサイズ落し蓋


③100均で買えるアイテム
コストを抑えたい場合は、100均で手に入る落し蓋もおすすめです。
「まず試してみたい」「頻繁には使わないけれど一応持っておきたい」という人にもぴったりです。



しかもフリーサイズ落し蓋!
とりあえず安価に揃えたいという人は、100均に走りましょう!
落し蓋代用はこれでOK!
今回は、落し蓋がないときに使える代用品6選と選び方についてご紹介しました。
一覧にまとめたのでご覧ください。
【身近な代用品6選】
・アルミホイル
・クッキングペーパー
・鍋の蓋
・お皿
・ケーキ用セルクル
・キッチンペーパー
【注意点】
・火加減
・サイズ選び
・落し蓋が沈まない時の対処法
・安全面
・衛生面
【NG素材】
・溶ける素材
・火が通らない素材
・においが移る素材
【おすすめ落し蓋3選】
・シリコン製落し蓋
・ステンレス製落し蓋
・100均グッズ
アルミホイルやクッキングペーパー、お皿やセルクルなど、意外と身近なアイテムがしっかりした代用になることがわかりました。
素材ごとの特徴や注意点を知っておくことで、調理の失敗を防ぎ、より美味しいお料理を作れます。
もし代用に限界を感じたら、シリコン製やステンレス製の落し蓋など、便利なグッズを揃えるのもおすすめですよ。
ぜひ今回の内容を、日々の料理に役立ててみてくださいね。



読んでくれてありがとうございます♪